ぽよの居ぬ間にブログ

主婦の雑記ブログです。

子育て、趣味、伝えたいこと、思ったことを綴っています。
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はじめての発達検査と療育手帳申請

療育手帳のイラスト療育手帳というのは、知的障害のある人に交付される障害者手帳です。全国に制度が広がっていながらも各自治体で運営しており、名称が違ったり、各々判定基準を決めている状態です。

なので、住んでいる場所によって扱いが違うのですが、もし申請を考えている方がいれば何かの心構えくらいにはなるかと思い、療育手帳の申請をした時の体験談をしたためたいと思います。

ちなみに住んでいる地域によって、県か市のどちらかが管轄しています。我が家の管轄は市なので、市役所や市の相談所とやりとりをしました。

相談したときの状況

まず、兄ぽよは2歳を過ぎて児童発達支援センターに通い始めましたが、「継続的に療育の世話になる」と親でも分かるくらい定型発達児とは差が開いた状態でした。困りごともまぁまぁ多い。保育園の障害児枠に申し込もうとしたときに、園から「今の兄ぽよくんの状況だとウチの園は厳しいかもしれません。入園の可否を決めるのは市ですが、お母さんの方でも(ウチの園を希望するかどうか)考えてみてください。」と言わしめるほど。マジか…!

療育手帳を持っていると、各種福祉サービスや割引が受けられたり、障害者控除が受けられます。ぜひ使わせてほしいところです。また、我が家は転勤族なので、いざ急な引越しがあった時にスムーズに療育につながるために療育手帳がほしいという気持ちから、手帳を取得できないか相談しました。

電話相談

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職員
なんで必要なんですか?転勤するならウチの市で取らなくても良いんじゃないですか?
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絵馬子
なんか…渋られてない?
※個人の感想です

電話相談したのは兄ぽよ2歳半。確かにまだ低年齢なので、この場は、3歳になったらもう一度相談するという話で終わりました。

はじめての発達検査

そして兄ぽよの3歳の誕生日頃。改めて、市に療育手帳を取りたい旨を連絡しました。担当者あてに電話をして不在だった時、折り返されるのは常に3日〜1週間後。噂には聞いていましたが、めちゃくちゃ忙しい部署なんですね。

もういちど療育手帳を申請したいと話をして、今度は面談まで漕ぎ着くことが出来ました。申請前に発達検査と相談を行うということでした。

発達検査の日は約1か月後に予約でき、もっと待たされるような話を聞いていたので、思いのほか早く対応してもらえたと感じました。

検査の様子

初めての発達検査の日、兄ぽよのコンディションは良好でした。機嫌も良く、相談場所に入ってもおもちゃを見つけてすぐにリラックスした様子でした。

検査を行う職員さん2人も、柔和な雰囲気の方で、始終和やかに検査を受けることができました

兄ぽよが受けたのは「遠城寺式乳幼児分析的発達検査」というものです。

パズルや積み木や手遊びなどを、職員さんとやったり、やらなかったり。楽しそうに検査を受けていました。「何歳?」「3さい!」はパパと日ごろから特訓をしていたので上手く言うことができました。やったね。

親たちは同室で兄ぽよの日ごろの様子や困りごとなど、聞き取りを受けました。

検査の結果

こちらの検査では発達指数(DQ)という値で結果が出ます。各領域に対しての発達の程度が分かるようになっています。簡単に言うと、数値として100が年齢相応で、数が下がるほど遅れがある状態です。IQと同じくおおむね70以下で知的障害があるとみなされます。自治体によって基準は変わります。

あと結果として出るのが発達年齢ですね。今の状態は何歳何か月程度なのかというのが各領域ごと出ます。ぱっと見分かりやすいです。でも、心の準備がないと、けっこう衝撃的な数字でもあります。

以下、兄ぽよの発達指数(DQ)の結果です。

移動運動 85
手の運動 69
基本的習慣 69
対人関係 61
発語 61
言語理解 46

ここから分かることは、運動はまあまあで言語理解が苦手。そして、兄ぽよは知的障害の範疇にいるということです。うむ。だいたい想像通りです。というか、覚悟していたよりいい数値。よくがんばりました!

申請相談

職員さんからは、やはり療育手帳の申請は保留することを勧められました。

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職員
遅れには該当していますが、相手に応じる力がいま育っているところです
必ずしも伸びるとは断定できませんが、今後分かる力が発揮できて伸びる可能性があると思います
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職員
療育手帳は生涯遅れが見込まれる方に出しています
知的な遅れがずっと続くという場合に取得するのをおすすめしています
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絵馬子
やっぱり渋ってくるなぁ…
※個人の感想です
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コッコ
これで申請したらどうなりますか
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職員
今日の時点では出せるとも、非該当とも言い切れませんが、申請自体はどの方でもしていただけます
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職員
当市にいるうちは、診断の有無や手帳の有り無しで受けられる制度は一切変わりません
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絵馬子
それはなくない?
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コッコ
それはなくない?

その場ではなんとなく流してしまいましたが、帰りの車内でコッコと「職員さんはああ言っていたけれど受けられる制度は違うよね?」という話になりました。

兄ぽよは障害児の「通所受給者証」というものを発行してもらって児童発達支援施設に通っているので、療育を受けることに限っては、療育手帳の有無に差はないって意味なんじゃない?と、なぜか私が市役所のフォローをしておきました。

ありがたいことに、今は色々な情報にアクセスしやすい時代です。役所の窓口で受けた説明であっても鵜呑みにせずに、自身でしっかりと調べることが大事だと思いました。

療育手帳を申請

そして後日、兄ぽよの療育手帳の申請をしました。様子見をオススメされたのにね!

「この子は伸びる」的なことは言われましたが、それならそれで公式見解として非該当という書面が欲しいです。療育手帳が非該当であれば、小学校は情緒支援級を目指せば良くなるわけですから、見通しが立ってとても助かります。

逆に療育手帳に該当するとしたら、当初から望むところだったわけで。

発達検査の取り扱いもおそらく自治体によって違いがありますが、今住んでいる自治体では、申請前の相談で行った発達検査の結果を療育手帳の判定に使用できるので、再度検査を受ける必要はありませんでした。

市役所の障害者支援の窓口に申請に行きました。相談窓口の方から兄ぽよの情報が来ている様子で、スムーズに申請できました。

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絵馬子
渋られているわけじゃなかったのか…!

つづく

読んでいただきありがとうございます。

療育手帳の申請結果の話↓↓↓

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