発達障害3歳児、兄ぽよの証明写真をつくるのに、あの手この手で工夫した話です。
兄ぽよの場合、自閉と知的遅れのタイプで多動はありませんが、普通の3歳児より写真の難易度は高いです。発達障害とひとくくりに言っても個人差があるので、他の方の参考になるかどうか分かりませんが、アイデアのひとつとしてご覧ください。
兄ぽよと写真撮影の相性
まず、撮影に対しての兄ぽよの反応について書きます。
・カメラや携帯で写真や動画を撮れることは分かっている。
・「こっち向いて」「動かないで」などには従わない。
・カメラや携帯を目の前に出されると高確率で奪いに来る。
たまに、カワイイぼくを撮ってほしいと本人が思った時には、カメラ目線で笑ってくれますが、基本的にはカメラをおもちゃとしていじりたい気持ちが勝ちます。大人主導で写真を撮ることは難しいです。
証明写真をつくるポイント
写真で撮ろうとしない
私は、携帯でちゃちゃっと動画を撮りました。
どう考えても、カメラの方を向いてじっとして真顔で写真を撮るなんてできません。動画を撮って、使える画像を切り取って加工します。
1日で撮ろうとしない
さあ撮るぞと意気込んでも上手くいかないんですよね。今日ダメだったら明日でも明後日でもいいやと、おおらかな気持ちでいることが大事です。私も、チャンスをうかがいつつ何日かに分けて撮影しました。
我が家は必要になった時に撮りましたが、写真が難しい人ほど、もしかしたら、日常からチャンスがあれば使えそうな素材を残しておく、という方法が良いのかもしれません。
撮影場所の選定
単色背景
用途にもよりますが、証明写真ですと単色背景指定のことが多いと思います。
背景を加工する前提でも、単色っぽい場所で撮ることをおすすめします。アプリで背景を消す時に、髪・肌・洋服と色がかぶらない壁の前で撮影しておいた方が綺麗に加工できるからです。
動線上の壁を探す
兄ぽよは、玄関を出てすぐの外壁の前で短い動画をとりました。なぜこの場所にしたかというと、お出かけ用に着替えているし、白い壁の前を必ず通るからです。
室内の壁の前でも良かったのですが、わざわざ着替えさせるのも面倒ですし、何もない壁の前に急に立ってください、椅子を出すので座ってくださいと言っても、おとなしくできる人ではありません。
壁の前に立たせることを考えるより、壁の前をたまたま通るタイミングで撮る方が機嫌も損ねにくいので良いと思います。
動画から写真をとりだす
動画が撮れたら、証明写真に使えそうな画像を保存します。
私と同じでAndroidスマホでGoogleフォトを使っているなら、次の方法で動画から画像を保存できます。
動画の「編集」ボタンを押して写真にしたい場所までスライダーバーを動かします。「フレーム画像をエクスポート」ボタンを押します。写真が保存されます。
トリミング&背景加工
どのアプリでも証明写真用に加工できればOKです。
私はそのまま携帯で編集できる「証明写真作成アプリ」を使いました。
証明写真用の画像を作って保存するまで無料でできます。いい意味で簡素なアプリです。
トリミングして背景を消す↓
印刷用の表示にする↓
こうなります。
見ての通りリュック背負ってます。そこは外出時なのでしょうがない。
プリントアウト
アプリに指定されたサイズや用紙で印刷します。
「証明写真作成アプリ」を使った場合、方法は何でもいいので「写真」「L判」「フチなし」で印刷して、切り取れば完成です。
私はコンビニプリントに行きました。プリンタ前で携帯と操作画面わちゃわちゃするのが苦手なので、パソコン経由でUSBメモリに入れて持ち込む派です。
写真屋さんにプリントしてもらっても、もちろん大丈夫です。
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これで証明写真の完成です!お疲れさまでした。
【おまけ】その他のアイデア
特にやらなかったけど、アイデアとしては持っていたシリーズです。やらなかった方法なので、実際上手くできるか検証してはいませんが、ネタとして公開しておきます。
・椅子に座っているとき、パパに背後でシーツや白いバスタオルを広げてもらう。
・ベッドでごろごろしている時に上から撮る。
・便座に座っている時に撮る。
ん-、どうでしょう!撮れるなら何でもって感じが伝わってきますでしょう?