長男「兄ぽよ」は3歳になったころ、手洗いを嫌がるようになりました。現在もだましだましではありますが、MAXで嫌がっていた時よりは洗ってくれるようになってきたので、効果があった方法などしたためたいと思います。
手を洗うのが嫌!
そもそも兄ぽよが一人で手洗いできるのかというと、できません。親が手を持って、流水の中でごしごしします。ただ、そこについては理解力うんぬんとか、感覚がうんぬんという話になるので棚上げしておきます。
今回とり上げたいのは、洗面所に来るのを嫌がったり、洗面台から逃げ出したり、暴れたり泣いたりという困りごとについてです。
生活の中で手を洗って欲しいタイミングって、意外と多いんですよね。帰宅したとき、ご飯を食べる前、ペンや粘土で汚れた時、…etc…
兄ぽよの気持ちも分かるんですよ、意味わからない儀式を一日に何度も繰り返させられている状態ですよね。嫌になっちゃう。むしろ、嫌だということを表明できるようになったことに喜ぶべきかもしれません。でも手は洗って欲しい。
嫌がり始めた頃は、声のトーンを明るく「怖くないよ~♪」と誘ってみたり、抱きかかえて洗面台に連れてきたり、小手先の工夫で何とかしようとしていましたが、嫌がりは増すばかりでした。帰宅すると洗面所には行くものかと全力でリビングに走ったり、抱き上げても身をよじり逃れようとする兄ぽよ。もう、作戦を変えていくしかありません。
手洗い大作戦
作戦1:キッチンで洗う
我が家では洗面所に踏み台を置いていて、そこで手洗いをしていましたが、気分を変えてキッチンの流し台で手洗いをさせてみました。
大人しく手を洗われている兄ぽよ。これで解決か?と思われました。
が、一週間ほどで物珍しさも失せてしまったのか、キッチンでの手洗いも嫌がり始めました。もう洗面所でも流し台でもダメ。
作戦失敗です。
作戦2:フィンガーボウル
まず、ガラスボウルにぬるま湯を注いで、おもちゃを浮かべます。
そして怪しいエステの店員になりきって、お客様である兄ぽよに手を洗ってもらうだけです。

怪しいエステの店員が何かというと、芸人「おいら」さんのネタです。
兄ぽよがママの演技を喜んでくれたかはさておき、ボウルに浮かぶおもちゃを、にやにやしながら触ってくれました。
すかさず、ボウルの中で手を洗い、タオルで拭きます。こちとら店員になりきっているので、お客様の多少のもたもたや粗相にはにこやかに対応できます。


作戦成功。この方法は、今でも続けています。朝ごはん前など、寝起きで機嫌が悪い、お茶をいれる用にお湯も沸いている、というときはだいたいフィンガーボウルで済ませています。
作戦3:ばい菌を可視化する
言葉の綾です。可視化するって言いたかっただけです。
実際は、手にばい菌スタンプを押します。
ばい菌が兄ぽよのおててに付いちゃった!
ばい菌がいなくなるまでおててを洗ってもらいます。
手に押すスタンプにどういう反応をするのか未知数だったので、最悪スタンプが無駄になるかもしれないなと思いつつ、恐々とやってみました。手を洗うとばい菌が消えるのが面白かったらしく、作戦成功でした。
3か月ほど使っていますが、手洗いを渋るときにはスタンプを押すと、すんなり洗ってくれます。
おわりに
こういうのは、無理強いして嫌いが加速するというのが一番避けたいところです。
大暴れして嫌がっていた頃には、手洗いという常識を捨てて、おしぼりやアルコールタオルなども活用していました。
今のところ、手洗いを嫌がる兄ぽよに合っている方法は、フィンガーボウルとスタンプです。今後は、これらに頼らずとも手洗いできるように、徐々に誘導していきたいと思います。
2025.06.10追記
兄ぽよ3歳5か月。スタンプがなくても、「手にばい菌ついてるよ」という声掛けで手洗いできる時があります。