弟ぽよは治療用のヘルメットをかぶってもあまり嫌がりません。かぶせる瞬間に当たりが悪いと「イヤー!」となりますが、正しくかぶせてしまえば、機嫌はすぐに戻ります。
ただ、これに関しては単純に、弟ぽよが頭に何か乗っているのは気にならないタイプだったという可能性もあります。なので、弟ぽよのケースだけを取り上げて「みんなもこれをやれば大丈夫!」とはとても言えませんが、人によっては参考にはなるかなと思い、やったことを書き残しておきます。
ヘルメット治療をはじめるまでの経緯はこちら↓↓↓
ヘルメット装着の壁を越えろ!
ヘルメット装着の壁として、ヘルメットをかぶせると泣くというものがあります。
ヘルメット治療をギャン泣きで断念はさすがに嫌だなぁと思い、申し込み前(適応診断後、頭の測定をしに行く前)に試してみたことがあります。
それは、ニット帽をかぶせてみることです。もちろんユルユルのニット帽ではなくて、頭にピチッとする伸縮性のある、あのタイプのニット帽です。これで慣れなければ、ヘルメットなんて土台無理な話で、ニット帽を嫌がるなら申し込みやめちゃおっか、とも考えていました。
わかります、分かりますよ、頭の形が歪んでいるから悩んでいるのに、形がはっきり出るニット帽はちょっと…と思う気持ち。
もうそこは、お試しのつもりで、お試しな感じの値段の中で、割と可愛いモノを選んで買いました。
はじめてのニット帽
弟ぽよの反応がどうだったかというと、ニット帽…嫌がりました!
小さいおててで帽子を触って「取ってくれ〜」的な泣き。というか、そのうち自分で器用に脱いでしまいました。まあ、そうなるよね。
でも、さすがに1回で終わりは諦めが早すぎます。ベビーカーも最初は泣いていたけれど、5回目くらいには乗りながら寝ていたもの。
抱っこ紐の中で寝た時などに、こっそりかぶせて様子を見ます。気づかずに寝ている…、起きた、いいぞ、しばらく気づいていない、いや、やっぱり気づいた、脱いだ。うーん、起きてる時にかぶってみる?あーやっぱり嫌かー。
そんな事を繰り返して、鬱陶しいけどまぁかぶってやるよ的な期間を経て、弟ぽよは1週間ほどで帽子に慣れました。起きている時にかぶせても、気にしなくなってきました。
ま、これならどうにかなるかと、ヘルメット治療の申し込みに進みました。
ニット帽はそのままヘルメットの練習になるかと思い、たまにかぶっていました。
ヘルメットは簡単には着脱できませんが、ニット帽なら寝ている時にこっそりかぶせたり、嫌ならその瞬間にスポッと脱げるので、練習には最適です。
はじめての治療用ヘルメット
ヘルメット受け取り時に、初めて装着をしました。
嫌がりませんでした。
余計な部分やきつい部分を削ってフィットさせるために、義肢装具士さんが何度か着脱を繰り返しましたが、ピクリとも泣きませんでした。拍子抜けです。
ヘタクソな私が装着した瞬間だけ泣きました。
その日は、ヘルメットやスターターセットと併せて、用途不明の頭部マネキン(ヘルメットを作る時に型として使われたモノで、義肢装具士さん曰く「記念としてお渡ししますが、要らないならココの自治体だと燃えないゴミです」)を渡されたので、家に帰ってから本人にかぶせる前にそのマネキンを使って装着練習をしました。
ヘルメットの装着を始めてからしばらくは、泣くと「ヘルメットが痛いのかな?」と心配になって外したりしていましたが、2週間くらいすると(親が)慣れてきて、上手くかぶり続ける事ができるようになりました。
おわりに
弟ぽよはニット帽でヘルメットをかぶる練習をして、私は謎マネキンでヘルメットをかぶせる練習をした話でした。
これらが効いたかどうかは分かりませんが、我が家では、まぁまぁ平和なヘルメットライフを送っています。治療を始めたのが冬で、あせもの心配が少ないというのもあるでしょうか。今のところ1番多いトラブルは、風邪で一時休止です。
以上、ヘルメット治療に興味がある方の参考になれば幸いです。
ヘルメット治療関連記事↓↓↓
・ヘルメット治療前にニット帽で練習(この記事)