
こんにちは、絵馬子(えまこ)です。
兄ぽよ初めての発達外来の受診記録です。
受診の経緯
2歳頃に「自閉スペクトラム症」の確信を持ってから、専門の医療機関に受診するタイミングを見計らってきました。
癇癪は徐々におさまり、自傷行為もなく、睡眠はしっかりとれていて、これといって受診するきっかけがないまま4歳になりました。穏やかに過ごせています。
読み書きと少しの算数ができれば、あとは畑仕事をして暮らしていく時代なら、そのまま幸せに暮らしていたかもしれません。しかし、今は令和。小学校で学び、中学校で学び、仕事は自分で選ぶ時代です。
不安になった私は、やっぱり致命的な困りごとが出てくるのを待たずに受診することにしました。転ばぬ先の主治医です。
このタイミングで思い切って受診した理由は、2年間通った児童発達支援センターを、3月で卒業するからです。児童発達支援センターは、子育てと療育について心強い指針でした。それが4月には無くなるので、もうひとつ寄りかかる支えが欲しいと思ったわけです。いろいろと発達障害や子育てに関する講習を受けてきて、自分も成長したとは思いますが、幼稚園の先生や家族を相手に「この子にはこうした方がいい」という舵取りをしっかりとしていく自信はまだありません。…これは自信がある方が危ないので、自信が無くて良いのかもしれませんが。
兄ぽよの困りごとは、主にコミュニケーションの難しさに集約されています。通える地域に言語療法(ST)を行なっている病院が1箇所だけあり、そこを受診することにしました。
受診の様子
兄ぽよは、待合室の絵本を読んでリラックスして診察に臨みました。
ちなみに、予約から長い間待たされると噂されている発達外来の受診日程ですが、兄ぽよの場合は予約から2ヶ月半後の受診でした。
兄ぽよの診察
診察室に入るとまず、兄ぽよの診察から始まりました。
今は2月だね
自分のお名前、分かるかな?
本当はもっと同じ質問を何度も言い換えて聞いてくださっていましたが、兄ぽよはずっと2月であることを主張していました。その後の質問にも、回答は一貫して2月!仕込みじゃあないですよ。天然です。
びっくりするくらい教科書通りの典型的な自閉スペクトラム症の回答で、まるでコント。途中から横でニヤニヤしながら聞いていました。茶々を入れたくなるのを堪えるのが大変でした。
家で私が質問するならもっと正答率は高いでしょうが、初めましての人ならこんなものかな。
次に先生は、兄ぽよがおもちゃで遊ぶ様子を見ながら、いろいろと確認しているようでした。数の概念とやり取りができるか見ているんだろうな、という声かけや、おもちゃを高い位置に取り上げてみて視線が合うか確認したり、困っている様子があっても「手伝ってほしい」と伝えられるかどうかじっと見守っていたり。
兄ぽよは見事に全てをスルーして、「らしさ」を遺憾なく発揮していました。
親の問診
特性が少ない微妙な方などは、診断名を探り探り受診されるのかもしれませんが、兄ぽよの場合は、もう、初っ端から自閉スペクトラム症であることを前提に色々と話をしました。初診でここまで堂々としているのは珍しいかもしれません。
予約時のWEB問診票に、「診断名があっても知らせないで欲しい」のチェック欄がありました。診断名はやはりセンシティブに扱われる部分なのでしょう。
でも、兄ぽよはついさっきあからさまな様子を見せつけたばかりですし、私は「前から自閉症だと思っているんですが、」から話し始めましたし。先生もカルテに「ASD(自閉スペクトラム症)」とカタカタタターン!とすぐに入力しました。
・受診の経緯
・家族状況
・他の相談機関、支援施設の利用歴
・生活習慣
・自閉スペクトラム症特有の行動や感覚、こだわりの確認(数字関係のこだわりや、風を怖がること、偏食の事などを伝えました。)
先生から聞いた話
受診について
小学校入学までは、市の相談機関が進路について相談に乗ってくれる。でも小学校に入ったら定期相談は終了するはずだから、その後のフォローをこの病院でできるかと思う。小学校入学前から受診しておくのは、タイミング的にいいと思う。
言語療法について
言語療法については、来年度に幼稚園に入園して会話力が急成長する可能性もあるので、一旦保留。今年度は利用枠が満員でそもそも受けられない。春のバタバタした時期を過ぎた夏頃にもう一度受診して、その時の様子を見て必要だと判断したら開始する。
そもそも言語療法って、発音にはあまり問題のなさそうな兄ぽよも対象になるのか、というところから尋ねました。発音発語自体は大丈夫でも、コミュニケーションが困難な子は受けることができる(効果が期待できる)ということでした。
あと、言語療法って多少は喋れる子を伸ばすやつだと思っていたんですが、喋れない子に発語を促すということもするそうですね。発語がない事に悩んでいた時に、相談に来ていても良かったのかもしれません。
おわり
最近は、耳の検査だったり、市の相談機関だったり、兄ぽよをいろいろな所に連れまわしています。
2歳ごろは初めての場所に行くのも苦手だったので、いちいち一大事でした。行ったことない場所が苦手だと言っているじゃないか!なんでそういう子の方が色々な場所に見せに行かないといけないのか!と憤っていました。
4歳の兄ぽよはもう、新しい場所に行くのはお手のものです。おかげさまで、各所への相談行脚もひと段落しました。慣れって大事よね。
読んでいただき、ありがとうございました。