
こんにちは、絵馬子(えまこ)です。
とっても長文です!兄ぽよに関してのレポート。
兄ぽよは最近、風恐怖症です。強風はもちろん、だんだんと弱い風でも嫌がるようになっていき、今年、ついに、エアコンを嫌がるようになってしまいました!
自閉スペクトラム症の特性によって引っ掛かる対象は様々ではありますが、同じようにエアコンNGのお子さんを育てたお母さんと話をしたことがあります。小学生の数年間NG期間があったそうです。お子さんは既に成人しており、二十年以上前の話だそうですが、エアコン無し生活に付き合ったそうです。大変だったと思います。
風がダメなので、窓を開けるのも嫌。同じです。
子どもの風恐怖症は案外あるある話なのかもしれません。後に誰かの参考になればと思い、ちょっと丁寧に書き記します。まだ事態は全然収束できていませんけどね!
兄ぽよの風速×反応表
| 風速(m/s) | 強さ目安 | 兄ぽよの反応 |
|---|---|---|
| 0~1 | 風は感じない | 屋外で遊べる |
| 2 | 顔に風を感じる | ときどき顔をしかめる |
| 3~4 | 葉っぱが揺れる | 屋内に入りたがる |
| 5~6 | 髪が乱れる | 泣きながらうろたえる |
| 7~ | 傘がさしにくい | 誰の言葉も聞こえないパニック状態 |
おおよそですが、こんな感じ。
風速に×3.6をすると時速に変換できるそうです。例えば、風速5mなら×3.6で時速18km、自転車でまあまあスピードを出した時に感じる程度の風ということですね。
不思議なのは、自転車に乗っている時には文句を言わないことです。後述しますが、どう吹くか分からない不規則な自然の風が苦手なタイプなのだと思います。分かるような、分からないような…。
恐怖の履歴
タープ恐怖症
遡ること2歳半の夏、児童発達支援センターの園庭で風にはためくタープ(屋根だけのテントみたいなやつ)を異様に怖がりました。1歳頃にも風に揺れるカーテンを怖がっていたように思いますが、タープの時には一段と取り乱してパニックになり逃げ惑う様子がありました。タープが張ってある場所には入ろうとせず、タープが見える場所では警戒して何度も様子を確認していました。他の公園でも同じでした。しかしその後、真夏の時期にタープの下で始まった水遊びには心惹かれたようで、2週間ほど遠くから眺める期間を経て、タープの日陰にあるビニールプールで遊ぶことができるようになりました。当時の私は、タープ恐怖症を克服したものだと思っていました。
そして、タープはどの公園や園庭でも夏限定で仕舞われたので、秋になれば何事もなかったかのように楽しく遊んでいました。この頃はまだ、風自体ではなくて風が起こす現象に対して大きく反応していたように思います。
風が真犯人であると気づいた夏
そして次の夏。兄ぽよ3歳半。兄ぽよのタープ恐怖症はさらに強くなって帰ってきました。この年は、水遊びでもタープの下には誘い出せなくなっていました。もう絶対に外に出ない。視界に入る場所でタープが揺れるたびに、泣きそうな顔をして慌てていました。
毎日園庭遊びの時間があったので、ギリギリ居られる場所(下駄箱)で遊び、風が強すぎたりコンディションが悪くて下駄箱までも行けない時は室内で遊びました。
ちなみに、大きな布をはためかせて遊ぶ室内遊びをしたこともあります。保育者だけでゆらゆらさせている時には嫌がって近づかないのですが、自分が布を揺らすことには、好きではないけれどそれほど抵抗がない様子でした。赤ちゃんの頃から3歳頃までお風呂に浮かぶおもちゃやペットボトルに恐怖していたこともあり、「自分がコントロールできない不規則にゆらゆらする力が苦手」なのかなと理解しています。まあ、違うかもしれませんけれど。兄ぽよの場合は、音が原因の感覚過敏ではなさそうな気がします。もっと喋れるようになったら、ぜひ聞いてみたいです。
この頃から、はっきりと元凶である「風」を嫌がるようになってきました。もしかしたら以前から嫌だったのかもしれませんが、少なくともこの頃から、態度ではっきりと伝わるようになってきました。
秋になりタープが仕舞われた後も、風が強い日は外に出たがらなくなりました。
木の枝がさやさやと爽やかに揺れる程度、前髪が乱れる程度の風でも怖がって、とにかく無風の室内に逃げようとします。それは今でも続いています。
エアコン警察だ!
そして今年。4歳半。のっぴきならない状況になってきました。
「風が強い」から「エアコンが嫌」。いやいや、去年までは大丈夫だったじゃあないですか…。エアコン無しで夏は越せませんよ。茹だっちゃうよ!
もう、エアコンが付いていると躍起になって消そうとします。たとえ自分が使っていない部屋でも。…趣旨変わってきていませんか?風が怖いのでは?別の部屋でもダメなの?
隠れてエアコンをつけるとどこからともなく現れて停止を要求する、違法なエアコンの使用(?)を取り締まるエアコン警察兄ぽよの誕生です。
コッコと冗談でエアコン警察呼びをしていたら、本人もノリノリで「エアコン警察」を名乗るようになりました。かわいいですね。
最初は問答無用で消されていましたが、徐々に当局への説得を進め、なんとか風呂上りの限定的な使用と、風量を最小にすることでのリビングのエアコン使用が許され始めました。寝室での使用の交渉をさらに進める所存です。
余談ですが、暑くなって自宅マンションにあるエレベーターの空調がつき始めたことで、「風が強いから階段で行く」ことになりました。4歳になって階段への執着が消えたと思ったところで、また階段の上り下りが始まりました。面倒くさいけれど、一直線に目的階に行ってくれるし、弟ぽよを抱っこして上り下りしていた頃よりとてもマシ。と、言い聞かせてみる。
工夫していること
エアコンの風よけカバーを導入しました。本体に取り付けるやつ。当局は効果に懐疑的な様子ですが…。兄ぽよ関係なく、普通にエアコンの風よけカバーはおすすめです。私も特に寝るときにエアコンの風が直接当たるのは嫌いなので、一人暮らしの時にも使っていました。
寝室のエアコンはまだ許可されていませんが、兄ぽよが寝静まったあとにこっそりつけています。でもうっかり風が当たったり、エアコンの音が大きく出ると、兄ぽよはうなされるのです。悪夢をみているようなうめき声を出します。風で浄化される悪魔なのかな?なので、あくまで弱風で。
あとは、リビングのエアコンをつけておいて、ドアを開けて寝室や他の部屋に冷気を送ることもあります。電気代が心配ではありますが。
警察の戦いはまだまだつづく…
最近、扇風機の風力を変えて遊ぶ様子も見られるようになりました。強弱が数字で表されているからかもしれません。うっかり自分で強風にすると、リモコンを投げ捨てて逃げていきます。愛くるしいですね。もしかして、強さを可視化できれば恐怖に効くのかしら。数字が好きだし風速計とか渡してみたらどうなるか…、数字を見て強風だ!となっちゃうか、どっちに転ぶか分かりませんね。
当面は、エアコンの件は粘り強く交渉しつつ、外遊びは無理せず風のない日に楽しむようにしたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。